英政府、Palantir社のNHSデータプラットフォーム契約終了を検討
原題: The UK government is considering ending Palantir's involvement in a central NHS data platform after coming under fire from MPs, unions, and campaigners
なぜ重要か
公的医療制度における大規模データプラットフォーム契約の見直しは、医療技術分野での国産化政策と主権確保の動きを示している
英国政府が国民保健サービス(NHS)の中央データプラットフォームに関するPalantir社との3億3000万ポンドの契約について、来春の契約中断条項を利用して終了を検討していることが明らかになった。国会議員、労働組合、活動家からの批判を受けての判断。保健社会保障省のズビル・アハメド副大臣が議会で表明した。
英国政府は米国のスパイ技術企業Palantir社とのNHS連邦データプラットフォーム(FDP)契約について、7年契約の途中で終了する可能性を示唆した。アハメド副大臣は「患者の安全と品質、そして費用対効果が私の指針だ。中断条項の時点で評価し、より良い仕事ができる他のプロバイダーがあれば、それを検討し反映する必要がある」と述べた。自由民主党のマーティン・リグリー議員は、FDPは使用が困難で、利用組織の4分の1にしか利益をもたらさず、NHSには知的財産権が残らないと批判した。リグリー議員によると、当初3年契約で13のコア機能が約束されたが、部分的にしか実現されておらず、約200のNHS信託機関がFDPへの参加を発表したものの、実際に稼働しているのは約半数で、システムから恩恵を報告しているのは4分の1程度という。契約では、特別に作成されたソフトウェアと知的財産権はすべて供給者に帰属し、契約終了後も何も残らないとされている。