2026年のAI関連大規模レイオフ:企業が続々と発表
原題: The running list: major tech layoffs in 2026 where employers cited AI
なぜ重要か
AI技術導入が成長要因と同時にレイオフ理由とされる矛盾が業界全体に波及。労働市場への影響が大きく、企業の実際の経営戦略と発表理由の乖離が注目される。
2026年6月、TechCrunchが企業の主要なレイオフ動向をまとめた。Oracleは過去12カ月で21,000人(13%)の人員削減を発表し、AI技術の導入を理由の一つに挙げた。5月の月別レイオフ数は数年で最高を記録し、AI導入が最多理由とされた。GitLabは6月に350人(14%)を削減、Intuitは3,000人の削除を予定している。
2026年のテック業界では、企業が記録的な収益を報告する一方で、AIを理由に大規模な人員削減を実施する動きが広がっている。
Oracleは6月のSEC提出資料で、過去12カ月間に21,000人の従業員を削減したと発表。これは全体の13%に相当する。同社は「AI技術の導入と展開が、そして今後も、労働力の削減をもたらす可能性がある」とコメントした。
アウトプレースメント企業Challenger, Gray & Christmasによると、5月のテック業界レイオフは数年間で最高の月間数を記録し、AIが最も多く引き合いに出された理由となった。
業界の主要企業による具体的な発表内容は以下の通り:
**GitLab**(6月3日):約350人(スタッフの14%)を削減。CEO Bill Staplesは「エージェント的なワークロードが競合他社を限界に追い込んでいる」と述べ、「世代的規模のインフラ再構築」を強調。AI基盤への投資拡大と100倍の成長要件に対応するため。同社は22カ国から撤退し、管理職レイヤーを削減。第1四半期売上は前年比23%増の2億6,400万ドル。構造改革費用として3,000~3,500万ドルを計上予定。
**Google**(5月まで継続):Cloudクラウド部門で従業員を削減。Threat Intelligence GroupおよびMandiant関連のサイバーセキュリティスタッフが対象。Cloud事業の売上は63%増で初めて200億ドルを超え、バックログは2倍以上の4,600億ドル超に達した。過去1年間で小規模チームの管理職を35%削減。正式なレイオフ数の発表なく、推定では2026年の総削減は1,500~3,000人超。
**Intuit**(5月20日):約3,000人のポジション削除を発表予定。
これらの企業は経営上の正当化としてAIを掲げているが、パンデミック時の過度な採用の調整という側面も指摘されている。