テスラ、テキサス州での死亡事故後にオートパイロット説に反論
原題: Tesla pushes back on Autopilot narrative after fatal Texas crash
なぜ重要か
テスラのドライバー支援システムの安全性を巡る規制当局の監視が強化される中、データ解釈の相違が法的・評判的リスクを左右する重要な局面となっている。
テキサス州カティでテスラ Model 3が住宅に衝突し、76歳女性が死亡した事故をめぐり、テスラは6月22日、オートパイロット責任説に反論した。運転者は時速73マイルで加速ペダルを100%踏み込んでいたとテスラのAIソフトウェア担当副社長が指摘。米運輸安全委員会(NHTSA)は特別な衝突調査を開始した。
テキサス州カティで金曜夜に発生した事故では、マイケル・バトラー氏が運転するテスラ Model 3がマーサ・アビラさんの自宅に衝突し、アビラさんは病院に搬送された後に死亡した。バトラー氏は警察にオートパイロットが作動していたと述べたため、ドライバー支援システムの責任を巡る論争が再燃した。
テスラは通常、沈黙を守る企業だが、月曜午後に反論を公表した。2014年にオートパイロットチームの最初のエンジニアとして雇用されたアショク・エリスワミAIソフトウェア副社長はXで、データが示す内容は異なると主張。「運転者は住宅地でアクセルペダルを100%踏み込んで手動操作し、時速73マイルに達した。衝突後もペダルを踏み続けていた」と述べた。これはシステムではなく、人間のアクセル操作が原因であることを暗に示唆している。
イーロン・マスクはすぐにこの見解を支持するポストをXに投稿。「この主張は筋が通らない。FSD(完全自動運転)は住宅街ではゆっくり走行し、これは高速衝突だ」と記述した。
テスラは2025年1月にカリフォルニア州の裁定を受けて基本的なドライバー支援システム「オートパイロット」の販売を中止した。現在提供される「Full Self-Driving (Supervised)」は月額99ドルのサブスクリプションで、ルート案内、ステアリング、車線変更、駐車を処理するが、常に運転者の監視が必要。
NHTSAは月曜日、この事故について特別衝突調査を開始することをテッククランチに確認した。同機関は近年、高度なドライバー支援システムが関係していると考えられるテスラ衝突事故について40件以上の同様の調査を実施している。ハリス郡保安官事務所は調査結果を地元地方検事に提出し、刑事告発の適否を判断する予定。