Meta、内部データ漏洩でスタッフ監視プログラムを一時停止
原題: Meta Pauses Employee-Tracking Program Following Internal Data Leak
なぜ重要か
大手テック企業の従業員監視プログラムの透明性・セキュリティ上の問題が露呈。労働環境とデータ保護に関する業界的課題を示唆。
Metaは従業員向け「Model Compatibility Initiative(MCI)」監視プログラムを2024年4月に導入した。キーストロークやマウス操作などの入力データを収集するもので、AI学習用に使用されていた。今月、内部セキュリティの問題で収集データが社内に露出。同社は調査中として当プログラムを一時停止することを発表した。
Metaの報道官Tracy Claytonはメディアに対し、「プライバシー対策を施して設計したプログラムだが、調査中として一時停止する」とコメントした。MCIは米国従業員向けに4月にロールアウトされた後、プライバシーやセキュリティに関する懸念から従業員らの異議を招いていた。当初はオプトアウト不可だったが、抗議後に限定的なオプトアウト機能が追加された。
Metaの経営陣はこのプログラムを正当化し、AIが人間と同じようにコンピュータを操作する能力を習得するために必要だと主張していた。しかし今月、Meta社内のセキュリティ通知において、MCIが収集したデータを含むデータベースが社内の誰でもアクセス可能な状態で露出していたことが明らかになった。
MCIに反対する活動を主導していた元従業員は「リーダーシップは懸念を認め、リスクに対応することを怠った」とコメント。内部フォーラムで批判的なコメントが殺到した後、Meta経営陣はMCI全体を一時停止する判断を下した。同社がメディアに開示した情報によれば、従業員への発表前にWIREDに事前通知していたという。