SpaceXがCursorと提携、600億ドルでの買収オプション付き
原題: SpaceX is working with Cursor and has an option to buy the startup for $60 billion
なぜ重要か
AI開発プラットフォーム市場での大型買収オプションは業界再編の可能性を示し、SpaceXのIPO戦略にも影響する
SpaceXは4月21日、AI開発プラットフォームのCursorと次世代「コーディング・知識労働AI」の開発で提携すると発表した。契約には年内に600億ドルでCursorを買収するオプションが含まれている。SpaceXのIPO計画との関連が注目される。
SpaceXはCursorとの提携について、同社の「エキスパートソフトウェアエンジニア向け製品・流通網」とSpaceXのColossusスーパーコンピューター(Nvidia H100チップ100万個相当の計算能力を持つとされる)を組み合わせるプロジェクトと説明した。契約では年内の未定時期に、SpaceXがCursorの作業に対し100億ドルを支払うか、同社を600億ドルで買収するかの選択肢がある。Cursorは先週500億ドルの企業価値での資金調達を検討していると報じられていた。同社の評価額は昨年1月の25億ドルから、5月には90億ドル、11月のシリーズD(23億ドル調達)では293億ドルへと急上昇している。業界では先週、xAIがデータセンターの計算能力をCursorに貸与し、Cursorが数万個のxAIチップを使用してAIモデルを訓練すると報じられていた。また先月、Cursorのシニアエンジニアリング責任者2名がxAIに移籍し、マスク氏の直属となっている。この動きはSpaceXの株式公開計画の文脈で注目される一方、CursorもxAIもAnthropic、OpenAIに匹敵する独自モデルを持たない課題を抱えている。