Automattic取締役会が総退陣、CEO解任クーデター失敗の余波
原題: Sources say Automattic’s board is out after failed attempt to oust CEO Matt Mullenweg
なぜ重要か
オープンソース最大手のCMS企業でトップ解任クーデターが失敗に終わり、コーポレートガバナンスの機能不全として業界に警戒を与える事例となった。
WordPressを傘下に持つAutomatticの取締役会が、CEO Matt Mullenweg氏の追放を図った投票に失敗した後、全員が退任したことが複数の情報筋によりTechCrunchに確認された。創業CEO Toni Schneider氏が辞任し、Sue Decker氏も辞任、Gen. Ann Dunwoody氏はMullenweg氏により解任された。Mullenweg氏が経営権を取り戻した時間はわずか33時間20分だった。
Automatticの取締役会が全員退場した。TechCrunchが複数の情報筋から確認したもので、先週、取締役会がCEO Matt Mullenweg氏を有給休職とする投票を行い、同氏の追放を試みたことへの反動だ。
Mullenweg氏は投票後、社内SlackでCEOとして復帰したことを宣言。Automatticは土曜日に公式声明でその復帰を認めた。「Mattは33時間20分しか離席していなかった。今は仕事に戻っている」と広報担当者はコメントした。
退任した取締役は3名。現在Blueskyを率いるAutomattic創業期のCEO、Toni Schneider氏は取締役を辞任し、自身の個人サイトからAutomatticに関する記述も削除した。Sue Decker氏もLinkedInのプロフィールを更新し、2020年3月から2026年9月までの在任期間を明記した上で辞任を事実上認めた。Gen. Ann Dunwoody氏はMullenweg氏自身が解任したとTechCrunchは後に確認した。
Automatticは取締役の変更について詳細なコメントを避けたが、「関わった全員に敬意を表する。具体的な個人についてはコメントできないが、貢献に感謝している。Mattをトップに据えて前進することに興奮している」と声明を出した。
Mullenweg氏の復帰声明が「取締役会の全面的な支持を得た」と表現できた理由も、今回の総退陣を見れば納得がいく。TechCrunchの情報筋によれば、Automatticは早ければ月曜日にも新体制の取締役会について社内発表を行う可能性がある。また、取締役会の変動に加え、最高法務責任者のAndy Missan氏もLinkedInのプロフィールを更新しており、社内変動は取締役にとどまらない可能性を示唆している。