ナデラCEO、新OpenAI契約を「活用する」準備完了と発言
原題: Satya Nadella says he’s ready to ‘exploit’ the new OpenAI deal
なぜ重要か
マイクロソフトとOpenAIの新たな提携構造により、AI市場での競争環境が大きく変化し、企業のAI導入戦略に影響を与える可能性がある。
マイクロソフトのサティア・ナデラCEOは4月29日、改定されたOpenAIパートナーシップについて「2032年まで最先端モデルへのロイヤリティフリーアクセス権を持ち、完全に活用する計画」と述べた。同社AI事業の年間売上は370億ドルに達し、前年同期比123%増となった。
マイクロソフトのサティア・ナデラCEOは水曜日の決算説明会で、アナリストからの質問に対し、改定されたOpenAIパートナーシップが財務に与える影響について説明した。ナデラ氏は「OpenAIとのパートナーシップについて良い感触を持っている。常にウィンウィンの構造を確保することに集中している」と述べ、新しい合意は全ての当事者にとって良い取引だと強調した。
特に重要な点として、マイクロソフトはOpenAIの知的財産、モデル、エージェント製品へのアクセス権を維持しながら、もはや使用料を支払う必要がないことを説明した。2032年までのOpenAI最先端AI技術への無償アクセス権について、ナデラ氏は「フロンティアモデルを持ち、2032年まで全てのIP権利にアクセスできる。それを完全に活用する計画だ」と語った。
新しい契約では、マイクロソフトがOpenAI技術への独占アクセス権を失い、OpenAIは直ちにマイクロソフトの最大のクラウド競合であるアマゾンとの独占AI製品を発表した。しかしナデラ氏はこうした懸念を一蹴した。水曜日に発表された決算では、マイクロソフトのAI事業が年間売上率370億ドルを超え、前年同期比123%増となったことが報告された。
ナデラ氏は、マイクロソフトがOpenAIから他の方法でも収益を得ていることを指摘した。「彼らはAIアクセラレーターだけでなく、他の全てのコンピュート面でも大きな顧客だ。そして当然、我々は持分も持っている」と述べ、OpenAIの2500億ドル以上のマイクロソフトクラウドサービス購入契約と、マイクロソフトの27%のOpenAI持分に言及した。