Robloxがモバイル向けAIゲーム作成機能を発表
原題: Roblox launches an AI-powered game-creation feature in its mobile app
なぜ重要か
プログラミング不要のAIゲーム生成機能は、ゲーム開発の民主化を加速させ、プラットフォームのコンテンツ量と多様性に大きな影響を与える可能性がある。
Robloxは2026年7月16日、モバイルアプリ向けAIゲーム作成機能「Build」を発表した。プログラミング経験不要で、テキストプロンプトからゲームを自動生成できる。7月28日よりニュージーランドの9歳以上ユーザーを対象にパブリックアルファテストを開始し、16歳以上はグローバル向けに公開可能。無料版と有料版が提供される。
Robloxは2026年7月16日、モバイルアプリ向けの新機能「Build」を発表した。同機能はオープンソースおよびRoblox独自のAIモデルを組み合わせて動作し、ユーザーが入力した簡単なテキストプロンプトをもとに、ゲームプレイのメカニクス、環境、キャラクター、ビジュアルスタイル、サウンドなどを自動生成する。例えば「深い森を舞台にしたほっこりとした冒険ゲームを作ろう」と入力するだけで、初期バージョンのゲームが生成され、ユーザーはそれを修正して友人と共有できる。
パブリックアルファテストは7月28日に開始し、ニュージーランドの9歳以上で年齢確認済みのユーザーが対象となる。16歳以上はグローバルオーディエンスに向けてゲームを公開できる。無料の基本バージョンと有料オプションが用意される予定だ。
同様のAIゲーム生成ツールはGoogle、Microsoft、Tencentなども開発しているが、業界内では懸念の声も上がっている。今年のGame Developers Conference「State of the Game Industry」調査では、ゲーム業界のプロフェッショナルの52%がジェネレーティブAIは業界に悪影響を与えていると回答した。テキストプロンプトによるゲーム開発の参入障壁低下が、低品質・反復的なゲームの大量生成や、クリエイター間の競争激化を招くとの指摘もある。
Robloxはこうした懸念に対応するため、AIが生成したゲームもプレイヤーのリテンション率に基づいてランキングする方針を示した。「誰にも遊ばれないゲームは誰にも見つけられない」と同社はブログで説明している。
Buildに加え、Robloxはクリエイターのプレイテストや分析を支援するAIエージェント、3Dゲームアセット生成のためのAI基盤モデル、テキストプロンプトから完全な3Dシーンを生成する「シーン生成モデル」の開発も進めており、今後数ヶ月以内に順次提供予定としている。なお、Robloxは同時期に2023年に導入したアバターベースのビデオ通話機能「Roblox Connect」の廃止計画も明らかにしている。