Protego Ventures、1.25億ドルのイスラエル防衛テックファンド完了

原題: Protego Ventures closes debut $125 million fund for Israeli defense tech

なぜ重要か

防衛テックVCの記録的活況の中、イスラエル専門ファンドの台頭は同地域の安全保障スタートアップへの資金流入を加速させる。

イスラエル初の防衛テック専門VCを標榜するProtego Venturesが、設立2年で初号ファンドのファイナルクローズを完了し、1億2500万ドルの資金コミットメントを確保した。Ares Managementが3000万ドルのLP出資で最大の支援者となっており、1件あたり500万〜5000万ドルを投資する。ポートフォリオ第1号のドローンメーカーXTENDは2026年9月にNYSEへ上場した。

Protego Venturesは、LitalLeshemとLee Moserという二人の女性が率いる、イスラエル初かつ最大規模の防衛テック専門VCとして2024年に設立された。今回ファイナルクローズした初号ファンドの規模は1億2500万ドルで、当初目標の1億5000万ドルを下回って着地した。意図的な判断だ。第1号投資先であるドローンメーカーXTENDが今月NYSE上場を果たし、「ファンドメーカー」(1件の投資でファンド全体のリターンを賄える案件)になり得る可能性が浮上したため、追加資金調達でその恩恵を希薄化させたくないとLeshemは説明した。「誰もパイを分けたくない」と彼女は率直に語った。

最大の出資者はAres Managementで、LPとして3000万ドルを拠出した。同社は2023年10月7日のHamasによるイスラエル攻撃を受け、LeshemとMoserに共同でProtego設立を提案した。新たな脅威に対応するため先端技術が不可欠との確信が背景にある。Aresの初期コミットメントがあったことで、Protegoはファンドレイズと並行して即座に投資活動を開始できた。

ポートフォリオにはXTENDのほか、Andurilと提携する状況認識システム開発のASIOも含まれる。投資規模は1社あたり500万〜5000万ドルで、「イスラエルおよびグローバルコミュニティの防衛・安全保障上のニーズに対応するスタートアップ」に絞って投資する方針だ。

創業者二人の経歴がこのファンドの特徴を際立たせる。MoserはジェネラリストVC「AnD Ventures」のマネージングパートナーを兼務するベテランVC。Leshemは2025年に6億2500万ドルで買収されたスタートアップの共同創業者であり、軍・諜報分野で11年のキャリアを持つ。攻撃当日、妊娠中の予備役として召集されたLeshemは「10月7日ですべてが変わった。出産の直前まで現場にいた」と語った。

出典

techcrunch.com — 元記事を読む →