Polymarket、ハッキングで約4億円流出し取引一時停止

原題: Polymarket Halted International Trading After Hackers Drained Accounts

なぜ重要か

急成長中の予測市場が短期間に複数回の大規模侵害を受けたことは、仮想通貨ベースプラットフォーム全体のサードパーティ管理リスクを改めて問い直す契機となる。

予測市場プラットフォームPolymarketは、第三者ベンダーへの侵害により約700人のユーザーが影響を受け、約270万ドル(約4億円)が流出したと発表した。取引は数時間停止された後に再開。同社は被害を受けたトレーダーへの全額返金を約束し、英国当局に通報した。Polymarket USプラットフォームは影響を受けなかった。

予測市場大手Polymarketは2026年10月、英国を拠点とする第三者ベンダーが侵害されたことで、国際プラットフォームのユーザーのウォレットから資金が不正に流出したと明らかにした。Blockchain分析会社Bubblemapsの調査によると、影響を受けたユーザーは約700人、流出額は約270万ドルに上る。

Polymarket側はWIREDの取材に対し、具体的な被害者数や損失額のコメントを控えたものの、被害を受けたトレーダーへの全額返金を約束した。英国の法執行機関にも通報済みだという。今回の侵害はPolymarket本体のウェブサイトではなく、外部ベンダーに起因するものだと同社は強調している。

今回の事件は単発ではない。2026年6月にも同社はセキュリティ侵害を経験しており、その際も200万ドル以上の損失が生じた。Polymarketは2020年の設立以来、複数の問題に直面してきた。ベネズエラの元指導者の拘束を賭けた特殊部隊兵士の事件や、機密情報を悪用して数百万ドルを稼いだとされるGoogle社員の事件など、インサイダー取引疑惑も相次いでいる。両事件の被疑者はいずれも無罪を主張している。

一方でPolymarketの事業規模は急速に拡大している。2026年8月にはDonald Trump Jr.がパートナーを務めるベンチャーキャピタル1789 Capitalが主導する形で10億ドルの資金調達を完了し、企業評価額は210億ドルに達した。

Polymarketは米国規制下で運営する「Polymarket US」と、仮想通貨ベースの国際プラットフォームの2系統を展開しており、後者は米国内では利用禁止となっている。今回のハッキングは国際プラットフォームのみに影響した。

出典

wired.com — 元記事を読む →