PixiのiOSアプリ、テキストメッセージをAR体験に変換
原題: Pixi’s new iOS app turns text messages into interactive AR experiences
なぜ重要か
メッセージングプラットフォーム上でAIとAR技術を統合することで、デジタルコミュニケーションの新しい形態が確立される。ブランドマーケティング施策としても市場機会が広がる。
スタートアップPixiが6月18日、iMessageで AI搭載のAR キャラクターを送信できる新iOSアプリをApp Storeで公開した。受信者のiPhoneカメラを通じてキャラクターが周囲の環境に反応し、リアルタイムで相互作用する。デバイス上で全ての視覚・音声処理を実行し、プライバシーを保護する仕組み。
Pixi は、メッセージング機能の次の進化がインタラクティブな拡張現実(AR)だと考えている。同社が立ち上げた新アプリにより、ユーザーは従来のステッカーや絵文字ではなく、AI搭載のARキャラクターを送信できる。受信者のiPhoneカメラを通じて、キャラクターは周囲の環境に反応し、実際の人物と相互作用する。
Snapなどの企業がARフィルターやレンズを長年提供してきた一方、Pixiはその手法が異なると主張している。ARとオンデバイスAIを組み合わせることで、キャラクターは周囲の状況を理解し、それに応じて行動する。例えば、仮想猫は実際の犬が近くを通ったときに反応する。
創業者のMark Drummond氏(元DreamWorks Animation、元Apple)によると、このアプリはデジタル会話にプレゼンス感と即興性をもたらすことを目指している。誕生日おめでとうメッセージを送る代わりに、ユーザーはキャラクターを送信して共有体験を生み出せる。Drummond氏は「友人が現在不在の時に友人のことを考える消費者課題を解決している。これは『ペブリング』や『クリエイティブギフティング』と呼ばれる心理である」と述べている。
提供開始時点で、ロボット、猫、アニメーション化された封筒キャラクターなどが利用可能。ユーザーの顔の表情に反応し、ユーザーが笑むと体験が終了するなどのインタラクティブ機能を備えている。また、三目並べやモグラたたきなどのゲームも含まれている。
Pixiは将来、スタジオ、ブランド、独立系クリエイターが独自のキャラクターを共有できるマーケットプレイスの構築を計画している。映画公開やプロダクトローンチなどのイベント時に使用される可能性を想定している。