PinterestがAI部屋リスタイル機能をβ公開
原題: Pinterest teases a new ‘Restyle’ feature that lets you redesign your room with AI
なぜ重要か
「インスピレーション収集→購買」の分断をAIで埋める試みは、Pinterestのコマース収益強化の核となる戦略であり、インテリアECとの競合構図にも影響する。
Pinterestは2026年9月17日、AI機能「Restyle」のベータ版を米国・カナダ向けに発表した。ユーザーが自室の写真を撮影し、家具・壁アート・照明・塗装色などをAIで試せる。基盤技術はNvidia Blackwell GPUとNvidia Dynamoを組み合わせた「Pinterest Intelligence」で、正式ロールアウトは10月を予定している。
Pinterestは年次イベント「Pinterest Presents」において、インテリアデザイン向けAI機能「Restyle」をベータとして米国・カナダ向けに先行公開すると発表した。同機能は同社が先週発表した基盤技術「Pinterest Intelligence」を活用しており、Nvidia Blackwell GPUとNvidia DynamoをオープンソースモデルおよびPinterest独自技術と組み合わせている。
Restyleでできることは主に3つある。まず、自室を撮影した写真に対し、壁アート・家具・アクセサリー・照明・観葉植物などを自由に追加・変更できる。Pinterestで保存した画像内のアイテムも反映可能だ。次に、画像内の個別アイテムをクリックして差し替えたり、消去したりする細かな編集も行える。さらに「ボヘミアン」「インダストリアル」「ウィジムシカル」「ドーパミン」といったトレンドスタイルを指定し、部屋全体を丸ごと別テイストに変換することもできる。
同様の機能はChatGPTなど既存のAIアシスタントでも利用されており、目新しいコンセプトではない。ただし、Pinterestに直接統合することで「保存したピンを実際の自室で確認→購入」という購買導線を一本化できる点が差別化の核心だ。ピン保存から購入完了まで、プラットフォームを離脱せずに完結する体験を狙っている。
今回のイベントでは広告主向けに、新しいビジュアル検索広告やアプリプロモーション機能も発表された。Restyleは現時点で早期プレビューとして限定公開されており、より広範な一般提供は2026年10月を予定している。