Earendil、AIエージェント「Pi 1.0」正式リリース

原題: Pi 1.0

なぜ重要か

オープンソースのAIエージェント基盤が安定版に到達したことで、企業や個人開発者が本番環境に採用しやすい選択肢が増える。

Earendilは2026年10月1日、AIエージェントハーネス「Pi 1.0」を正式リリースした。毎週数十万人が利用するこのツールは、Codemode(MCP対応)、Extension support、フルスクリーンモードなど複数の新機能を搭載。同時に長期実行型アプリ向けの実験的パッケージ「Pi Durable」もnpmで公開。いずれもMITライセンスで提供される。

Earendilが開発するオープンソースのAIエージェントハーネス「Pi」が、バージョン1.0として正式安定版に到達した。公式ブログによれば、毎週数十万人のユーザーがPiを利用しており、コミュニティからのissueやプルリクエストを数カ月かけて反映した結果が今回のリリースに結実した。

Pi 1.0の主な新機能は以下の通りだ。CodemodeによるMCPのネイティブサポートと、Jevや画像モデルといった非LLMモデルの統合、仮想モデルへのExtensionサポート、Deferred tool loading(ツールの遅延読み込み)、AnthropicモデルのCache warming、会話中のシステムメッセージ変更(Mid-conversation system messages)、新しいTUIテーマ、そしてデフォルトのフルスクリーンモード。

EarendilはPiの設計思想として「ミニマリズム」を掲げており、エージェント周辺ツールが週単位で変化する現状においても、実績が証明されたものだけを採用する方針を明言している。MCP対応も今週初めに詳細を説明したとのことで、性急な機能追加を避ける姿勢は一貫している。

一方、ターミナル外でのより長い会話や長期タスクへの需要に応えるため、新パッケージ「Pi Durable」を実験的に公開した。Pi Durableはnpmパッケージとして提供され、`@earendil-works/pi-durable`、`@earendil-works/pi-ai`、`@earendil-works/chord`の3パッケージで構成される。Piのミニマリズムと「supermalleability(高い柔軟性)」という設計原則を継承しつつ、長期稼働アプリのための新たな基盤となることを目指している。

Pi 1.0はcurlまたはWindows向けPowerShellコマンドで即日インストール可能。ソースコードはGitHub(github.com/earendil-works/pi)で公開されており、ドキュメントはpi.devで提供される。

出典

earendil.com — 元記事を読む →