OnePlus、米欧および印度での事業撤退へ
原題: Phone maker OnePlus reportedly plans to wind down US and Europe operations
なぜ重要か
スマートフォン市場全体の需要低迷とサプライチェーン問題が、グローバル展開中堅メーカーの経営を直撃している実態を示す事例として業界に警鐘を鳴らす。
AndroidスマートフォンメーカーのOnePlusは、2026年7月15日週中に米国・欧州・インドでの事業を停止する計画であることをBloombergが報道した。親会社Oppoの組織再編の一環で、消費者向けエレクトロニクスの価格高騰と需要低迷が背景にある。OnePlusは中国での事業を継続し、一部地域ではRealmeブランドを展開する方針。
AndroidスマートフォンメーカーのOnePlusが、米国・欧州・インドの各市場での事業を今週中に停止する計画であることをBloombergが報じた。情報筋によると、今回の撤退は親会社Oppoの企業再編の一部として位置づけられている。インドはOnePlusにとって中国以外の最大市場の一つであり、その撤退も含まれる点が注目される。
OnePlusは2013年にPete LauとCarl Peiによって創業され、テック愛好家向けの手頃なAndroidスマートフォンの提供を目的としていた。その後製品ラインナップを拡充し、グローバルな需要を獲得。共同創業者のPeiは2020年に同社を離れ、Nothingを立ち上げた。フラッグシップモデルの価格上昇に伴い、OnePlusは廉価版の「Nordシリーズ」にも進出していた。
今回の撤退の背景には、スマートフォン市場全体の低迷がある。IDCやCounterpointなどのアナリティクス企業は、メモリチップ供給不足(通称「RAMageddon」)の影響により、2026年のスマートフォン出荷台数が13%以上落ち込むと予測している。Counterpointの報告によれば、Oppoは2026年第2四半期に前年同期比で二桁台の出荷減を記録しており、主要市場の多くで「需要の弱さ」が見られたとされる。
Bloombergの報道によると、OnePlusは引き続き中国での事業を維持するほか、北欧地域など一部海外市場ではRealmeブランドのスマートフォンを販売する計画としている。