Ouster、カラーライダーでカメラ置換へ
原題: Ouster’s new color lidar is coming to replace cameras
なぜ重要か
自動運転とロボティクス市場の急成長期に、センサー統合による技術革新が競争優位性を左右する重要な局面
米Ousterが5月4日、カラー画像と3次元深度情報を同時取得できる「Rev8」ライダーセンサーを発表した。従来の2つのセンサーの機能を1つに統合し、自動運転車やロボット向けセンサー市場での差別化を図る。10年の開発期間を経て商品化に至った。
サンフランシスコに拠点を置くライダー企業Ousterは、「ネイティブカラーライダー」技術を搭載した新センサーライン「Rev8」を発表した。同技術は、カラー画像撮影と3次元深度測定を1つのセンサーで同時実行できる。CEO Angus Pacala氏は「ロボット工学者が常に求めていた聖杯」と表現し、従来のライダーとカメラを組み合わせるアプローチを不要にする画期的技術と位置付けた。同氏は「人類史上初めて、1つのセンサーで両方の機能を実現できる」と述べ、従来の2センサー構成での較正やデータ融合の課題を解決すると説明した。ライダー業界では近年統合が進み、OusterによるVelodyne買収、Luminarの破産による資産売却などが発生している。一方で自動運転車のWaymoが実用化を進め、ヒューマノイドロボットや産業用ロボット企業への投資が拡大するなど、センサー市場は急成長している。Pacala氏は特にロボティクス分野でのカラーライダーの価値を強調し、富士フイルムやDXOMARKと協力して「優れたカメラとは何か」を理解したと説明した。