ObamaがAI安全策で民主党に警告

原題: Obama urges Democrats to have a ‘clear plan’ for AI safeguards

なぜ重要か

超党派的なAI規制論議が米国政界で本格化しており、2026年中間選挙を前に政策形成の主導権争いが激化している点は業界にとって無視できない。

元大統領Barack Obamaが2026年9月11日、下院少数党院内総務Hakeem Jeffries主催の民主党資金調達イベントでAIを「中心的課題」に据えるよう呼びかけた。経済的影響と安全性への対応として「明確な計画」が必要と述べ、放置すれば「危険」になりうると警告。同氏はAnthropicのDario AmodeiおよびOpenAIのSam Altmanとも面談済みと報じられている。

元大統領Barack Obamaが民主党内で初めてAI政策を正面から論じた。The New York Timesが入手した部分的なトランスクリプトによると、ObamaはJeffriesからの質問に対し、民主党が下院多数党を奪還した際には「非常に公開された議論のための枠組みを構築すべき」と回答した。

「これは民間の手で非常に速く進んでいる。対処できなければ危険になりうる」とObamaは発言。一方で「うまく対処できれば有益だ。例えば創薬を加速させ、疾病治療に貢献すると本当に思っている」とも述べ、AIの利点を完全に否定しない姿勢を示した。Jeffriesも「AIへの断固たる行動が必要」とする声明を出し、「共和党は統治責任を放棄した」と批判した。

Obama自身はAI幹部への「相談役」を申し出ており、AmodeiとAltmanの両氏と面談済みであることが報じられている。

この発言の背景には、Anthropic元研究者が同社を辞職し「大手AI企業は自己改善型超知性に向けて突進し、人々の命を賭けている」と告発したことで高まるAI安全性への懸念がある。

Amodeiは直後の土曜日、独立した安全性評価者に主要AIモデルへのアクセスを認め、企業間で「共通の安全基準」を設ける「フロンティアのペーシング」構想を公開。AltmanはOpenAIも「従業員同様のアクセス権を持つ独立評価者を受け入れる」と表明し、Elon Muskも肯定的な反応を示した。

Trump大統領はアイルランドのゴルフイベントで記者団に対し「米国は世界で最も洗練された国だ。AIに勝ったものが勝者になる」と述べつつ、「ガードレールは設けられる」と言及。ただし「AIを問題視すべきでない負の勢力が多い」とも語り、規制強化には後ろ向きな姿勢を維持した。Trump政権は今年初め、州法を先取りし子どものネット安全の責任を保護者に移す立法的AI枠組みを発表している。

出典

techcrunch.com — 元記事を読む →