原子力スタートアップX-energyが10億ドル調達でIPO実現

原題: Nuclear startup X-energy raises $1B in data center-driven IPO

なぜ重要か

データセンター電力需要急増により原子力技術への投資が拡大、エネルギー業界の構造変化を示す重要な事例

原子力スタートアップX-energyが4月23日にIPOを実施し、1株23ドルで4430万株を売り出して10億ドルを調達した。当初目標の8億ドルを上回る結果となった。同社はデータセンター向け電力需要の急増を背景に小型原子炉の開発を進めており、AmazonやDowと電力供給契約を締結している。

原子力スタートアップX-energyが4月23日に実施したIPOで、1株当たり23ドルで4430万株を売り出し、10億ドルの資金調達に成功した。これは当初の目標株価16-19ドルを大幅に上回る水準で、予定していた8億ドルの調達額も超過達成となった。株式は4月25日金曜日からナスダック市場でティッカーシンボル「XE」として取引開始予定。

X-energyは小型モジュール炉(SMR)を開発しており、発電や産業プロセス向けの熱供給が可能な原子炉技術を保有している。同社はDowとテキサス州の化学プラントへの熱・電力供給契約を締結しているほか、Amazonとは2039年までに最大5ギガワットの原子力発電を供給する契約を結んでいる。AmazonのClimate Pledge FundがX-energyのシリーズC-1ラウンドをリードした。

同社のXe-100原子炉は1基当たり80メガワットの発電能力を持ち、ヘリウムガス冷却方式を採用している。燃料にはTRISO燃料を使用しており、これはウランをカーボンとシリコンで包んだ構造で、従来の燃料設計より安全性が高いとされる。X-energyによると、この燃料は高温に耐えることができ、炉心溶融のリスクを低減するという。データセンターの電力需要急増や経済の電化進展により、原子力スタートアップへの注目が高まっている。

出典

techcrunch.com — 元記事を読む →