Surface Laptop Ultra:初の真のAI PC評価
原題: Microsoft Surface Laptop Ultra Review: The First Real AI PC
なぜ重要か
Nvidia製AIチップ搭載のWindowsフラッグシップが実用水準に達したことで、AI PCカテゴリの競争が本格化する節目となる。
WIREDは2026年10月16日、MicrosoftのフラッグシップノートPC「Surface Laptop Ultra」のレビューを公開した。Nvidia RTX Spark N1X「スーパーチップ」を搭載し、オンデバイスAI・ゲーミング・コンテンツ制作を一台でこなす設計。重量は4.4ポンドで16インチMacBook Proより軽量。総合評価は10点満点中7点で、バッテリー持続時間の短さが主な課題として挙げられた。
WIREDレビュアーのLuke Larsenは、Surface Laptop UltraをMicrosoftが本気でMacBook Proに挑んだ初の製品と位置づけた。過去のSurface Laptop Studio(2021年)はタブレット兼用のハイブリッド設計で差別化を図ったが、今回は堅実なクラムシェル型に回帰。その代わりに性能で正面勝負に出た形だ。
チップはNvidia RTX Spark N1Xで、同チップを搭載する競合機の中ではHP OmniBook Ultraが最薄。Surface Laptop Ultraはやや厚めだが、側面ベントを巧みに隠した設計で実際より薄く見えるという。丸みを帯びたスクリーンコーナー、触感フィードバック付きの大型タッチパッド、優れたキーボードが高評価を得た。スピーカーも音楽鑑賞に十分な品質とされる。また、磁気吸着式USB-Cポートも独自の工夫として評価された。
一方、課題も明確だ。バッテリー持続時間はMacBook Proに及ばず、これが最大の減点要因となった。さらに、一部の人気ゲームがまだ対応していない点、下位メモリ構成ではAI機能が制限されることも指摘された。閉じた状態では指一本で開けず、両手が必要な点やアプリがスクリーンの丸角に対応できていないケースも細かい不満として挙げられている。
総じてレビュアーは「MacBook Proと真剣に渡り合える初のWindows機」と評しつつ、バッテリーの壁を超えられなかった点で10点満点中7点にとどめた。