Meta、Ray-Ban眼鏡の盗撮映像問題でAI訓練業者1100人解雇

原題: Meta contractor fires 1,100 AI trainers after they revealed Ray-Ban glasses recorded private and intimate footage

なぜ重要か

AI訓練における外部委託の労働問題とプライバシー侵害が同時に浮上し、テック企業の責任体制に課題を提起

Metaが委託したAI訓練会社Samaが、Ray-Ban眼鏡で撮影された映像にプライベートや親密な内容が含まれていることを内部告発した従業員1108人を解雇した。告発者らは銀行情報や裸体、親密な場面などを無断録画した映像の分析を強制されたと証言している。

MetaのRay-Banスマートグラスで撮影された映像を使ってAIシステムを訓練していた外部委託業者Samaが、内部告発を行った従業員1108人を解雇したことが明らかになった。2月にケニアのナイロビにあるSama社員がスウェーデンの新聞2社に証言したところによると、彼らは録画されていることを知らない人々が映ったスマートグラス映像の分析を担当していた。Ray-BanスマートグラスにはAIアシスタントが搭載され、音声や映像を録画する機能があり、その一部がAI訓練データとして使用される。人間の作業者は、AIが処理困難な素材をスキャンしてラベル付けする。Metaは利用規約でこれらの詳細を説明し、グラス着用者がAIモードを有効にするには明示的な許可が必要だと述べている。しかしSama従業員は、グラスが銀行情報、プライベートな会話、浴室での裸体、親密な場面を録画していたと報告した。この報告を受けてMetaは契約を解除し、Samaが同社の基準を満たしていなかったと述べた。一方Samaは、作業が基準以下だという指摘を受けたことはないと反論している。SamaはOpenAIがChatGPT訓練のために契約した同じ会社で、2022年にはケニアの作業者に1日2ドル未満で有害コンテンツのフィルタリングを行わせ、精神的健康への影響が問題となっていた。

出典

techspot.com — 元記事を読む →