米W杯スタジアム周辺に1181台のナンバープレート読取カメラ
原題: Mapping Every Flock License Plate Reader Near US World Cup Stadiums
なぜ重要か
W杯期間中の大規模監視体制の実態が明らかになり、プライバシー保護と公共安全のバランスが問われる重要な事例
WIREDの調査により、2026年FIFA W杯が開催される米国内11スタジアムの半径5マイル以内に、自動ナンバープレート読取装置(ALPR)が1181台設置されていることが判明。大部分はFlock Safety製で、車両の位置情報を継続的に記録している。
2026年6月11日から開幕するFIFA W杯で、米国内会場に向かうファンは監視カメラに撮影される可能性が高い。WIREDの調査によると、米国内11スタジアムの半径5マイル以内に1181台の自動ナンバープレート読取装置(ALPR)が設置されている。これらの大部分はFlock Safety製で、自治体、企業、学校、住民組合などが道路沿いに設置し、通過する全車両のナンバープレートを継続的に記録している。
米国土安全保障省向けの市場調査報告書によると、一部の提供業者は車種、年式、バンパーステッカーの説明なども収集可能とされる。これらのカメラネットワーク運営者は記録を検索して特定のナンバープレートを追跡でき、車両の移動履歴を作成できる。
Flock Safetyは運営者間でのデータ共有を可能にしており、運営者によっては全国規模の監視網に巻き込まれる可能性がある。同社広報のParis Lewbel氏は、W杯会場周辺で政府機関や「その他の顧客」と連携していることを認めた一方、データの所有権と管理権は顧客にあると強調した。
ALPRシステムは濫用の危険性があり、警察官が元恋人やストーカー行為に使用した疑いや、米税関国境警備局がイリノイ州法に違反してデータにアクセスした事例が報告されている。