Ellison、75億ドルのOracle株売却を撤回
原題: Larry Ellison cancels $7.5 billion sale of Oracle stock
なぜ重要か
大株主による大規模な株式売却撤回は、市場への需給影響を回避しつつ、株価下落局面での信認維持という観点で注目される。
Oracleの共同創業者で執行会長のLarry Ellisonは2026年9月13日(土)、事前に届け出ていた5000万株・約75億ドル相当のOracle株売却計画を撤回した。同社が発表した声明によると、計画に基づく株式売却は一切実行されておらず、今後も売却予定はないとしている。Oracle株は年初比で22%下落している。
Oracleは規制当局への届け出でEllison会長が5000万株(約75億ドル相当)を売却する計画を開示していたが、9月13日に同社がその撤回を公表した。理由は一切説明されていない。「その計画に基づいてOracle株は一株も売却されておらず、他に株式を売却する計画もない」と会社側は述べた。
背景として、Oracle株は2026年初頭から22%下落しており、売却タイミングとしては不利な状況にあった。同社はデータセンターへの積極的な投資を続けており、最近ではTikTokの米国事業の主要オーナー兼セキュリティパートナーの一つとなった。
Ellison氏個人の動きとしては、息子のDavid Ellison氏によるWarner Bros.買収を自身の資産で支援していることも知られており、その取引は現在訴訟で争われている。今回の売却撤回がこれらの財務的な事情と関係するかどうかは不明だ。Reutersが当初の売却計画を報じていたが、撤回の理由についてOracleはコメントしていない。