Mullenweg、取締役会の解任劇を経てAutomattic CEO復帰

原題: Automattic confirms Mullenweg has returned as CEO after attempted ouster by board

なぜ重要か

非上場かつ創業者主導で成長してきたAutomatticの統治構造の脆弱性が露呈し、WordPress.comエコシステム全体のガバナンスリスクとして業界に問題を提示した。

WordPress創業者のMatt MullenwegがAutomatticのCEOとして復帰したことが2026年9月12日に確認された。取締役会は今週初め、理由を明示せずMullenwegを有給休職扱いとする決議を行い、CFOのMark DaviesがCEO代行に就任していた。しかし復帰を拒んだMullenwegがSlackの管理者権限を掌握し、取締役会の計画は頓挫した。

Automatticは9月12日土曜夜(米東部時間17時過ぎ)、広報担当者を通じてTechCrunchに声明を発表。「Matt MullenwegはAutomatticの会長兼CEOであり、取締役会の全面的な支持を受けている」と明言した。声明にはオンライン上の支持に言及する一文も含まれており、MullenwegがXでリポストしている従業員らの投稿を指しているとみられる。

騒動の発端は今週初め、取締役会が理由を公表しないままMullenwegを有給休職とする決議を行ったことだ。Mullenwegは突然の措置に反発し、社内SlackでボードメンバーがCEOに「陰謀を企てている」と非難した。Automatticは水曜日、MullenwegがCEO職を離れCFOのMark Daviesが暫定CEOを務めると公式に認めていた。

しかし事態は取締役会の想定どおりには進まなかった。複数の情報筋によると、Mullenwegは離任を拒否しSlack上の他の管理者アカウントを追い出し、従業員に向けて「すべて解決した。私が戻ってきた」と投稿した。「私はいまや海賊だ」とも書き込み、普段は使わない俗語も交えた。「これがHR上の問題であれば、私の通常の担当者はMark Daviesのもとにいるので調整してほしい」とも述べた。

TechCrunchがCEO復帰の発言が本気かどうかを尋ねると、Mullenwegはブログ投稿を予告したが、実際に公開されたのはハウスボート購入に関する記事だった。「投稿は冗談か」と問い直すと、「私はトロルではなく海賊だ」と返答した。公式コメントは最後まで出さなかったが、Xにはこれが自身が直面した5度目の「クーデター」だと投稿した。

一方、Automatticの創業期CEOでBlueskyを率いるToni Schneider取締役が辞任したとの情報もある。Schneiderは個人メールでもBluesky経由でも取材に応じていない。Automatticは取締役会の構成変更に関する問い合わせにも回答しておらず、変化はまだ流動的との情報もある。

出典

techcrunch.com — 元記事を読む →