Opus 5がLoTRを2時間で3Dアニメ化

原題: Karpathy’s Pelican

なぜ重要か

LLMが数千行の3Dゲームコードを低コストで自律生成できる段階に達したことは、ゲーム・コンテンツ産業の開発コスト構造を根本から変える可能性を示している。

Andrej Karpathyは2026年8月2日、Claude Opus 5に「指輪物語」冒頭段落・100万トークン予算(約10ドル)・Three.jsレンダリングを指示したところ、約2時間で5,500行のコードを生成し、物語を手続き的に3D描画したと報告した。

元OpenAIの研究者でYC出身のAndrej KarpathyがX上で公開した投稿によると、Anthropicの最新モデルClaude Opus 5に対し、「指輪物語(Lord of the Rings)」の冒頭段落をプロンプトとして与え、1Mトークンの予算(コスト約10ドル)でThree.jsを使った3Dレンダリングを要求した。Opus 5は約2時間かけて5,500行のコードを自律的に生成し、物語の世界をポリゴンアセットの(x,y,z)座標配置とアニメーションとして手続き的に描画した。Karpathyは結果を「粗削りだが面白い」と評しつつ、LLMがポリゴン配置・座標管理・アニメーション制御を自律的に行うこと自体を「驚異的」と表現した。

Karpathyはこの実験の意義として「誰も手では書かないが、LLMには忍耐と体力が無限にある」と述べ、「誰もやらないこと」が「ほぼ無料でできること」へ変わる転換点だと指摘した。将来的には、LoTRの世界にプレイヤーをNPCや登場人物として参加させるハイパーカスタムゲーム世界の生成を構想しており、「オンデマンドのGTA」的な体験を例に挙げた。ソースコードはkarpathy.ai/lotr-movie/で公開・ブラウザプレイ可能な状態になっている。

一方で課題も明示した。LLMはビデオを効率的に知覚したりゲームを実際にプレイしたりする能力が乏しく、Opus 5は自分のコード出力を検証するためにスクリーンショットを少しずつ取得する必要があり、複数の誤りが生じた。Karpathyは「マルチモーダル・ゲームプレイのraw capabilityはまだ著しく不足している」と結論付けた。

出典

x.com — 元記事を読む →