スマートグラスのプライバシー問題、解決は可能か

原題: Is It Possible to Make Smart Glasses That Aren’t Creepy?

なぜ重要か

大手各社の市場参入が加速する中、プライバシー対応が製品設計と規制議論の両面でスマートグラス普及の鍵を握るとみられる。

MetaやGoogle、Samsungなど大手テック企業がスマートグラス市場に相次いで参入する中、カメラ内蔵グラスによる無断撮影などプライバシーへの懸念が高まっている。Metaはすでに数千万台を販売し売上は増加中だが、顔認識機能の存在が発覚するなど問題も続出。Appleも2027年投入を検討しながらもプライバシー対応のため開発を遅延させているとされる。

スマートグラス市場への参入企業が急増する中、プライバシー問題をめぐる議論が激しさを増している。最大手のMetaが販売するスマートグラスは、装着者の視野内にいる人物の画像・音声・動画を記録できる機能を持ち、批判の矛先となっている。

Metaのグラスには録画中であることを周囲に知らせるインジケーターライトが搭載されているが、一部ユーザーがこの安全機能を無効化できることが判明。これを受けMetaは改ざん防止機能を追加した。さらにWIREDの報道により、顔認識技術「Name Tag」と呼ばれる機能のコードがアプリに組み込まれていたことが発覚。Metaはその後同コードを削除し、CTOのAndrew Bosworthがポッドキャスト上で機能の存在を認めた。

一方でMetaのグラスは数千万台を販売し、売上は増加傾向にある。写真・動画撮影や、視覚障害者支援サービス「Be My Eyes」との連携によるリアルタイム字幕機能など、実用的な活用事例も広がっている。

こうした状況を受け、プライバシーを重視する代替製品も登場している。Even Realitiesはカメラを搭載しないスマートグラスを販売。Solosはカメラレンズをカバーするプライバシーシールドをオプションとして提供している。

企業向け光学機器メーカーVuzixの副社長Matt Margolisは「プライバシーが議論されること自体が業界にとってプラスだ」とコメントしている。

GoogleとSamsungも2025年内に同市場への参入を予定。Appleも2027年の投入を検討しているが、プライバシー問題への対応のため開発を遅らせていると報じられている。

出典

wired.com — 元記事を読む →