MetaがAmazonのAI用CPU数百万個の契約締結
原題: In another wild turn for AI chips, Meta signs deal for millions of Amazon AI CPUs
なぜ重要か
大手テック企業間のクラウドサービス競争が激化し、AI専用チップの需要拡大を示す重要な契約
Metaは4月24日、AmazonのAWS Graviton チップ数百万個を使用する契約を締結したとAmazonが発表した。ARM系CPUで、GPU中心のAI訓練後の推論処理やエージェント業務に特化。昨年8月のGoogle Cloud100億ドル契約に続く大型クラウド契約となる。
Amazonは4月24日、MetaがAWS Graviton チップ数百万個を使用する大型契約を締結したと発表した。AWS GravitonはARM系のCPUで、GPU(画像処理ユニット)ではなくCPU(中央処理装置)として一般的なコンピューティング作業を処理する。大規模モデルの訓練にはGPUが主流だが、訓練後のAIエージェントはリアルタイム推論、コード作成、検索、複数ステップのタスク管理など計算集約的な作業を行うため、異なるチップが必要となっている。AWSの最新Gravitonは特にAI関連の計算ニーズに対応するよう設計されたという。この契約により、MetaのキャッシュがGoogle Cloudなどの競合他社ではなくAWSに戻ることになる。Metaは昨年8月にGoogle Cloudと6年間100億ドルの契約を締結していたが、それまでは主にAWSとMicrosoft Azureを利用していた。AmazonもTrainiumというAI用GPUを製造しているが、今月初めにAnthropicが10年間で1000億ドルを投じてAWSでワークロードを実行する契約を締結し、Trainiumチップの多くを長期間確保している。これに対しAmazonはAnthropicに追加で50億ドル投資し、総投資額は130億ドルに達した。