AI懐疑論者Zitronの予測精度を検証

原題: How accurate have Ed Zitron's AI skeptic predictions been?

なぜ重要か

著名なAI懐疑論者の具体的な予測と実績を財務データで照合した事例として、AI言説の信頼性評価に資する。

ソフトウェアエンジニアのDan Luuが、著名なAI懐疑論者Ed Zitronの予測がどの程度的中したかを検証した記事を公開した。2024年11月にZitronはMeta・Google・Microsoftを「衰退しつつある企業」と断言したが、3社はいずれもその後も増収増益を続けており、予測は事実と大きく乖離していた。

エンジニア・ブロガーのDan Luuが、広く引用されるAI懐疑論者Ed Zitronの過去の予測を事実ベースで検証する記事を公開した。Luuは自身についてAI推進・反対いずれの立場も取らないと明示しており、AI関連企業への直接的な金銭的利害はないと述べている。

検証の一例として、Zitronが2024年11月の講演で行った主要テック企業に関する発言が取り上げられた。Zitronは「Meta・Google・Microsoftはいずれも成長の仕方を知らない。衰退するエコシステムの中で焦ってAIを何にでも詰め込もうとしている」と発言し、特にMetaを「衰退しつつある製品であり、衰退しつつある企業」と明言した。

しかし実際の財務データはこれと正反対の結果を示している。Metaの売上高は2023年の約1,350億ドルから2024年には約1,650億ドル、2025年には約2,010億ドルへと拡大し、2026年上半期だけで約1,170億ドルを記録した。営業利益も同期間に急増している。Alphabet(Google親会社)は2023年の約3,070億ドルから2025年には約4,030億ドルへ、Microsoftは2023年の約2,280億ドルから2025年には約3,050億ドルへとそれぞれ増収を続けた。

Luuは「Zitronの推論自体が誤っており、これら3社のエコシステムは衰退していない」と結論づけ、今回の検証はあくまで複数ある予測の一例に過ぎないと説明している。Luuは過去にも、2022年にKurzweilら著名フューチャリストの予測を検証し「おおむね外れていた」と指摘するなど、予測精度の追跡調査を継続的に行っている。

出典

danluu.com — 元記事を読む →