GrokがXAIの不具合でデタラメな回答を送信
原題: Grok keeps sending gibberish responses to users
なぜ重要か
人材流出が続くxAIにとって、サービス品質への信頼維持が競合との差別化に直結するため、不具合の影響範囲と原因究明が注目される。
xAIのチャットボット「Grok」が2026年8月20日(水)朝から一部ユーザーに対して意味不明な文字列を返す不具合が発生した。主にGrok Liteユーザーが影響を受けており、Grok.comへの直接アクセスに限定されているとみられる。xAIは取材に回答しておらず、公式ステータスページには問題なしと表示されたままとなっている。
xAIのAIチャットボット「Grok」が、一部ユーザーに対して無意味な文字列(いわゆる「ワードサラダ」)を返す不具合を起こした。TechCrunchが2026年8月20日に報じた。
具体的には、あるユーザーがPDFの生成を依頼したところ、「match it without and your they and two for planets can practical and often cheese…」といった意味をなさない文章が数段落にわたって返ってきた。また別のユーザーは、強化学習の研究サイトへのリンクが羅列されているだけの回答を受け取ったという。
影響はGrok Liteを利用しているユーザーが中心で、水曜日の朝から確認されている。TechCrunch自身のテストでは問題を再現できず、影響を受けているのは一部ユーザーに限られるとみられる。セッションを更新すると通常通りに戻るケースが多いが、複数回リフレッシュしても改善しないと報告するユーザーも存在する。
不具合はGrok.comへの直接アクセスに限られており、X.com上のGrokアカウントは正常に機能している。Grokの公式Xアカウントは木曜日の朝、「これは稀な一時的な生成グリッチです。公式ステータスページ(https://status.x.ai)ではすべてのGrokサービスが正常稼働中と表示されています。新しいチャットを開始するか、再生成してください。通常すぐに解消されます。ご迷惑をおかけして申し訳ありません」と投稿し、問題を認めた。Reddit上のGrokコミュニティには多数の苦情が寄せられた。
xAIは近年、創業チームの大半と少なくとも50人の研究者・エンジニアを失うなど大規模な人材流出が続いていると、The Informationが今年5月に報じている。同社は7月に最新の基盤モデルをリリースし、「Opusクラスのモデルだが、より速く、トークン効率が高く、低コスト」と説明していた。xAIは今回の不具合についてTechCrunchの取材に回答していない。