Anna's Archive、Google Booksスキャン流出に2000万円の懸賞金

原題: Google Books (or similar) all book scans – $200k bounty (2025)

なぜ重要か

デジタルアーカイブと著作権・企業データ保護の境界をめぐる問題が、懸賞金という形で改めて可視化された点で業界的注目を集める。

書籍アーカイブプロジェクト「Anna's Archive」は、Google Booksが保有するスキャン済み書籍データの入手に対し、20万ドル(約2000万円)の懸賞金を提示した。Google社員を含む内部関係者や、スケーラブルな抽出手法を持つ者を対象としており、AI企業が収集した希少書籍コレクションも対象に含まれる。

書籍デジタルアーカイブを推進するプロジェクト「Anna's Archive」は、GitLab上のIssueにて、Google Booksが保有する全書籍スキャンデータの提供者に対し20万ドルの懸賞金を支払うと公式に発表した。

Google Booksは膨大な数の書籍をスキャンしているが、その内容は検索結果の断片的なスニペット表示にとどまっており、完全なスキャンデータへのアクセスは制限されている。Anna's Archiveは、このデータを大規模に取得できる手法を発見した者、またはすでにその手法を持つ者に対して早期接触を促しており、スケールアップの支援も申し出ている。

同プロジェクトはGoogle社員に対しても直接呼びかけており、「20万ドルはあなたにとって大きな額ではないかもしれないが、このデータを持ち出すことができれば、伝説的なアーキビストとして称えられるだろう」と記載している。

また、この懸賞金はGoogle Booksに限らず、AI企業が収集した同規模のコレクション、特に希少書籍を多く含むものにも適用されると明記されている。

懸賞金の応募にあたっては、同プロジェクトのボランティアページに記載された条件を事前に確認するよう求めている。なお、こうしたデータの取得・流出行為は、著作権法やコンピュータ不正アクセス禁止法など各国の法律に抵触する可能性がある。

出典

software.annas-archive.gl — 元記事を読む →