GMがナトリウムイオン電池に出資、米グリッド貯蔵狙う
原題: GM Backs Sodium Ion Batteries for U.S. Grid Storage
なぜ重要か
GMの資金力を背景にした米国産ナトリウムイオン電池の実用化は、中国依存のグリッド蓄電市場における供給多様化と国内産業育成の観点で注目される動向。
General Motorsが出資する米スタートアップPeak Energyは、ナトリウムイオン電池を用いた電力グリッド向けエネルギー貯蔵システムの実用化を目指している。米国内では同技術の開発が相次いで頓挫してきたが、Peak Energyは中国に追いつくべく事業を推進。IEEE Spectrumが2026年7月22日に報じた。
General Motors(GM)の大規模な出資を受けたスタートアップPeak Energyが、ナトリウムイオン電池を活用した電力グリッド向けエネルギー貯蔵事業に取り組んでいる。IEEE Spectrumが2026年7月22日付で伝えた。
ナトリウムイオン電池はリチウムイオン電池と比べて原材料が豊富で低コストとされるが、米国ではこれまで複数のスタートアップが同技術の商業化に失敗してきた経緯がある。Peak Energyはその中で、グリッドスケールの定置型蓄電用途での実用化を目指す最新の挑戦者として位置付けられている。
GMの支援は、同社が電動化・エネルギー貯蔵分野への関与を蓄電池技術全般に広げる動きの一環とみられる。Peak Energyは、中国メーカーがナトリウムイオン電池市場で先行する中、米国内でのサプライチェーン構築を含めた競争力確保を狙う。
記事は受賞歴のある自動車ジャーナリスト、ローレンス・ウルリッヒ氏が執筆。Peak Energyの具体的な製造能力や出資額などの詳細は、IEEE Spectrumの全文記事(会員向け)に掲載されている。