Eclipse、Cerebras上場で25億ドルの投資リターンを獲得
原題: For Eclipse, the $2.5B Cerebras win is just the start of realizing its physical-world thesis
なぜ重要か
物理世界とデジタル技術の融合が投資テーマとして注目を集め、AI以外の分野でも大規模な成長機会が生まれている
ベンチャーキャピタルのEclipse Venturesが、半導体企業Cerebrasの上場により25億ドルの投資リターンを得た。同社は2016年のシリーズAで650万ドルを投資し、総額1億4700万ドルを投じて17倍のリターンを実現。物理世界のデジタル化という投資テーマが成果を上げている。
Eclipse VenturesのLior Susan氏は2015年の創設時から物理世界のデジタル化に注力してきたが、当初はシリコンバレーではエンタープライズソフトウェアとSaaS全盛期で孤独な戦いだった。しかし10年後、同社は半導体企業Cerebras Systemsの上場により大きな成果を得た。2016年のシリーズAで650万ドルを投資し、その後総額1億4700万ドルを投じたCerebrasが、IPO価格185ドルで上場し、17倍のリターンとなる25億ドルを獲得した。Susan氏は世界のGDPの85%が物理世界に関連しているため、純粋なソフトウェアを超えた企業への投資は極めて有利だと考えている。現在、TSMCやMicronの株価が過去最高値を記録し、ハードウェアとソフトウェアの交差点でスタートアップを構築する優秀な起業家が増えている。Susan氏は「ソフトウェアの真の優位性は失われた。コードはほぼ何でも生成できるが、ウェーハ製造には機械やシリコン、クリーンルームなど物理的要素が必要」と述べた。Eclipseのポートフォリオ企業は昨年外部投資家から150億ドル近くを調達し、2026年第1四半期だけで45億ドルに達した。これは創設から8年間の総調達額40億ドルを大きく上回る。