Flock SafetyがALPR機能について虚偽説明とACLUが告発

原題: Flock Credibility Lost as It Repeatedly Lies to City Councils, Police, & Public

なぜ重要か

全米に普及するALPRによる大規模監視網の構築が懸念される中、監視技術企業の情報開示の信頼性が政府調達判断に直結する問題として注目される。

ACLUは2026年7月2日、自動ナンバープレート読取(ALPR)企業Flock Safetyが、市議会・警察・一般市民に対して繰り返し虚偽の説明を行ってきたと報告書で指摘した。ウィスコンシン州Oshkoshでは、市議会がFlock契約を承認した翌日に虚偽が判明し、わずか1日で契約を取り消す事態となった。

ACLUは2026年7月2日、ALPRシステムを全米の法執行機関に提供するFlock Safetyが、自社製品の機能・プライバシーへの取り組み・安全記録について繰り返し誤解を招く、または虚偽の説明を行ってきたと文書で明らかにした。

直近の事例として、ウィスコンシン州Oshkoshの市議会が4月に開催したFlock契約審議の場で、市議会議員がFlock製ALPRシステムが車両の移動軌跡をヒートマップで可視化できるか質問した。出席していたFlock社の最高情報セキュリティ責任者(CISO)は「車両の動きのパターンやヒートマップは生成しない」と回答し、その会議で市議会は契約を承認した。しかし翌朝には虚偽であることが判明。同日再招集された議会でOshkosh副市長Joe Stephensonは「虚偽の情報を伝えられては統治ができない」と批判し、市長Matt Mugerauer も「誤った情報を提供するなら協力したくない」と述べた。結果として市議会は直ちに契約承認を撤回し、Flockの契約承認から取り消しまでわずか1日という最短記録となった。

その後Flockは、同社のALPRシステムが最長1か月分の車両撮影地点を示すヒートマップを生成することを認めた。一方でFlockは契約取り消しへの対応としてOshkosh市と市議会を批判し、自社の虚偽発言を「小さな誤解」「些細なニュアンスの違い」と矮小化した。

ACLUは今回の事案が孤立した出来事ではなく、Flockが自社の業務慣行・安全実績・プライバシー保護・脆弱な立場の人々への配慮について、政府顧客を含む広範な相手に対して組織的に誤情報を流してきたパターンの一部であると主張。政府職員や警察はFlock社の説明を極めて慎重に受け止めるべきと警告している。

出典

aclu.org — 元記事を読む →