フィンランドHMD、インドAI企業と提携し現地言語対応チャットボット搭載スマホ発売

原題: Finnish phone-maker HMD bundles Indian AI chatbot onto new smartphone in push to reach local market

なぜ重要か

英語中心のAIツールが届かない多言語市場で、現地特化AIと手頃な端末の組み合わせによる新しい普及戦略として注目される

フィンランドのスマートフォンメーカーHMDは5月21日、インドのAI企業Sarvamのチャットボット「Indus」を搭載した新機種「Vibe 2 5G」を発売した。同機種は価格10,999ルピー(114ドル)のミッドレンジモデルで、22のインド系言語に対応し、会話中の言語切り替えが可能。Indusアプリはダウンロード数29万3000回と低調だが、両社はインド市場開拓を狙う。

フィンランドのスマートフォンメーカーHMDは、インドのAI企業Sarvamと提携し、同社のチャットボット「Indus」を搭載したスマートフォン「Vibe 2 5G」を発売した。両社は2月にニューデリーで開催されたIndia AI summitでパートナーシップを発表していた。Indusアプリは、Sarvamが現地で訓練した1050億パラメータのモデルを使用し、22のインド系言語に対応。会話中にヒンディー語と英語を混在させるなど、文中での言語切り替えが可能で、クエリの文脈をより適切に理解できる。現在はオフライン利用やショートカットでのAIアシスタント起動機能はない。Vibe 2 5Gは6000mAhのバッテリーを搭載したミッドレンジのAndroid端末で、価格は10,999ルピー(114ドル)。HMDのインド・APAC担当CEO兼副社長のRavi Kunwar氏は「まずはIndusアプリを消費者に届けることが第一の目標」と述べた。同社はVibeシリーズの他機種にもチャットボットを搭載し、数か月以内にSarvam AI統合のフィーチャーフォンも発売予定。HMDは2025年にインドのフィーチャーフォン市場で4%のシェアを持つが、スマートフォン市場ではトップ15にも入らない状況。Indusアプリは発売から約3か月でインド全体で29万3000回のダウンロードにとどまり、ChatGPTの4390万回と大きな差がある。

出典

techcrunch.com — 元記事を読む →