開発ツールの追跡無効化標準「DO_NOT_TRACK」提案
原題: Do_not_track
なぜ重要か
開発ツールのプライバシー保護において統一標準が確立されれば、ユーザーの利便性向上と開発者の実装負担軽減に寄与する
多数のCLIツールやSDKが独自の方法でテレメトリ収集を行う中、統一した環境変数「DO_NOT_TRACK=1」でユーザーの追跡拒否意志を表明する標準が提案された。現在各ツールは異なるオプトアウト方法を採用しており、統一化が求められている。
現在多くの開発ツールが独自の方法でテレメトリデータを収集している問題に対し、統一した標準が提案された。.NETは「DOTNET_CLI_TELEMETRY_OPTOUT=1」、AWS SAM CLIは「SAM_CLI_TELEMETRY=0」、Azure CLIは「AZURE_CORE_COLLECT_TELEMETRY=0」など、各ツールが異なるオプトアウト方法を採用している。この提案では、単一の環境変数「DO_NOT_TRACK=1」により、広告追跡、使用レポート、テレメトリ、クラッシュレポート、機能に必須でないネットワーク要求を一括で無効化することを目指している。ユーザーは各シェル設定ファイル(Bashは~/.bashrc、Zshは~/.zshrc等)に「export DO_NOT_TRACK=1」を追加することで、全てのターミナルセッションに適用できる。開発者向けには、DO_NOT_TRACK=1が設定されている場合は全ての追跡を無効化し、既存のオプトアウト機能と併用することが推奨されている。同様の標準化事例として、色出力を無効化するNO_COLORや強制的に有効化するFORCE_COLORが挙げられている。