Deezer、アーティスト同意のもとでファンがリミックスできる機能を発表

原題: Deezer says its new feature lets fans remix songs with artist consent

なぜ重要か

ストリーミング業界がAI生成音楽へシフトする中、アーティスト同意とクリエイター報酬を前提にしたファン参加型リミックス機能は、業界の代替モデルとなる可能性を示す。

音楽ストリーミング大手Deezerは6月24日、ファンがアーティストと権利者の同意を得てクリエイティブにリミックスできる新機能「Remix Lab」をローンチしたと発表した。リミックス楽曲のストリーム1回ごとにアーティストが報酬を得る仕組みで、AIツール依存ではなくアプリ内ツール(テンポ調整やリバーブ追加など)を使用する。

Deezerが発表した「Remix Lab」機能は、ファンがアーティスト同意のもとで楽曲のリミックスに参加できるというもので、プロダクト責任者のPierre Trouchuによると、テンポ調整やリバーブ追加といった基本的な変更から、音楽ジャンルやスタイル変更などより複雑な加工まで可能という。

YouTubeはクリエイターにAIツールでのリミックスを許可し、SpotifyはUniversal Music Groupと提携してAI生成カバー・リミックスを展開しているが、Deezerは異なるアプローチを採用している。CEOのAlexis Lanternierは声明で「この機能はリスナーが創作プロセスに参加し、好きな楽曲とより深くつながる体験を提供する」と述べた。

Deezerは長年にわたってAIに強硬姿勢を貼ってきており、Spotifyやapple Musicのプレイリストを分析してAI生成楽曲を検出するツールを最近導入。さらに同社は推奨曲やエディトリアルプレイリストからAI楽曲を積極的に削除する数少ないストリーミングサービスの一つである。

Remix Labは現在フランスで展開開始。セリーヌ・ディオン、アラン・スーション、アロンゾ、ロニシア、モシマン、ティアコーラ、ザホなど選定フランスアーティストの楽曲からリミックス可能。Deezerクラブではコンテストがホストされ、優勝作品は9月上旬に発表予定。優勝作品は専用プレイリストに掲載され、受賞者にはDeezer Purple Doorイベントのチケット2枚と限定グッズが贈られる。

出典

techcrunch.com — 元記事を読む →