DeepSeek、独自検索エンジンのAPIを公開
原題: DeepSeek search and fetch – $0.75 per 1000 successful requests
なぜ重要か
中国発AIスタートアップが自社検索エンジンをAPIとして外部公開したことで、RAGやエージェント向け検索市場の競争が価格面でも一層激化する。
DeepSeekは、自社開発の検索エンジンを基盤とするSearch APIとFetch APIを正式公開した。Search APIはWebページを検索して構造化結果を返し、Fetch APIは指定URLのページをMarkdown形式で取得する。料金は成功リクエスト1,000件あたり0.75ドルで、既存のDeepSeek APIと同一のBearer認証を利用する。
DeepSeekは、エージェントやRAGアプリケーション向けにリアルタイムのWeb情報へのアクセスを提供する2種類のAPIを公開した。
**Search API**は`POST https://api.deepseek.com/v1/tools/search`エンドポイントに対してクエリを送信すると、DeepSeek独自の検索エンジンがWebページを検索し、タイトル・URL・サマリーなどを構造化JSONで返す。返却件数は1〜50件で指定可能(デフォルト10件)。`need_content`フラグをtrueにするとページ本文も取得できる。また`site:`や`-site:`、フレーズ一致など複数のクエリ演算子をサポートし、`lang:`パラメーターによる言語絞り込みにも対応する。
**Fetch API**は`POST https://api.deepseek.com/v1/tools/fetch`に対してURLを指定すると、該当ページの内容をMarkdown形式で返す。いずれもraw JSONのシンプルな設計で、既存のDeepSeek API Keyをそのまま流用できる。
料金は成功したリクエスト1,000件ごとに0.75ドル。失敗したリクエストには課金されない。
検索クエリは1〜128文字のUnicode文字列に対応しており、`ori_question`フィールドに元の質問文を渡すことでクエリ理解の精度向上が期待できる。`localization`フィールドではIPアドレスを指定して結果を地域化することも可能だ。
DeepSeekは今回のSearch/Fetch APIを既存のAPIドキュメントに組み込む形で提供しており、Tool Callsや Files APIと並ぶ機能群として位置づけている。OpenAIやPerplexity、BraveなどがすでにWeb検索APIを提供する中、DeepSeekが独自エンジンで参入した形となる。