C&CジェネラルズがmacOS/iPhoneにネイティブ移植
原題: Command and Conquer Generals natively ported to macOS, iPhone, iPad using Fable
なぜ重要か
EAがオープンソース化したゲームエンジンをAppleプラットフォームへネイティブ移植した事例として、ゲーム保存・移植技術の可能性を示す注目事例となっている。
開発者のAmmaar Reshiは、EAがGPL v3でオープンソース公開したソースコードをベースに、リアルタイムストラテジーゲーム「Command & Conquer Generals: Zero Hour」をmacOS・iPhone・iPad向けにネイティブ移植した。レンダラーにはDXVK/MoltenVKを採用し、タッチ操作向けRTSコントロールにも対応。ゲームアセットは含まれていない。
GitHubユーザーのAmmaar Reshiは、リアルタイムストラテジーゲーム「Command & Conquer Generals: Zero Hour」をmacOS・iPhone・iPadへネイティブ移植するプロジェクト「Generals-Mac-iOS-iPad」を公開した。
本プロジェクトは、Electronic Arts(EA)がGPL v3ライセンスのもとオープンソース化した「Command & Conquer Generals」のソースコードを活用している。エンジンはGeneralsXプロジェクト経由で取得した実際のゲームエンジンをそのまま利用しており、エミュレーションではなくネイティブ動作を実現している。
DirectX向けAPIをVulkan経由でmacOSのグラフィックスAPI「Metal」に変換するためにDXVK/MoltenVKをレンダラーとして採用。iPhoneおよびiPad向けにはRTS(リアルタイムストラテジー)特有のタッチ操作コントロールも実装されている。
リポジトリにはゲームの実行ファイルおよびソースコードのみが含まれており、プレイに必要なゲームアセット(グラフィック・音声データなど)は含まれない。プレイするには別途正規のゲームアセットを用意する必要がある。
リポジトリはGitHub上で公開されており、公開から間もなくスターが196件を超えている。コードの構成にはCMakeビルドシステムが採用され、iOS向けビルドには専用の「ios」ディレクトリが用意されている。