修理可能なオープンソースプリンター「OpenPrinter」先行予約開始

原題: OpenPrinter

なぜ重要か

修理可能・詰め替え可能なオープンソース設計は、プリンター業界のサブスクリプション型インクビジネスモデルへの対抗軸として注目される。

OpenToolsは、修理・分解が可能なコンパクトプリンター「OpenPrinter」の先行予約をCrowdsupplyにて開始した。詰め替え可能なインクシステムを採用し、HP互換カートリッジに対応。Raspberry Pi Zero Wを主基板に採用し、Windows・macOS・Linux・iOS・Androidと幅広いOSに対応する。サイズは497×233×111mmで、デスク置きまたは壁掛けに対応する。

フランスのOpenToolsは、修理性・耐久性・オープン性を重視したインクジェットプリンター「OpenPrinter」をCrowdsupplyにて先行予約受付中と発表した。

同製品の最大の特徴は「完全修理可能」な設計にある。標準部品とオープンソースコンポーネントで構成されており、ユーザー自身による組み立て・メンテナンス・修理が可能。電子廃棄物の削減を目的として設計されており、セルフアセンブリキットと完成品の両形態で提供される。

インクシステムはHP 63・HP 302・HP 803シリーズのカートリッジと互換性を持ち、「Inkit」と呼ばれる詰め替えキットにより100mlのインクボトル(ブラック・マゼンタ・シアン・イエロー)での補充が可能。ブラックカートリッジとカラーカートリッジを独立して使用できるため、「イエローが空でもブラック印刷ができない」といった従来プリンターの問題を解消している。

印刷解像度はモノクロ600dpi・カラー1200dpi。用紙はA4・A3・Letter・Tabloidのシートに加え、幅29.7cm(欧州)または11インチ(北米)のロール紙にも対応。内蔵カッターによりバナーや帯状など自由なフォーマットでの印刷も可能。

主基板にはRaspberry Pi Zero Wを採用し、カートリッジ制御にはSTM32マイクロコントローラーを使用。オープンソースのプリントサーバー「CUPS」を搭載し、USB Type-C・USB Type-A・Wi-Fi 802.11ac(AirPrint対応)・Bluetooth 4.1での接続に対応する。ドライバー不要で動作する。

本体サイズは497×233×111mmで、市場最小クラスのプリンター/プロッターとしている。デスク置きと壁掛け(別売りウォールキット使用)の両方に対応。オープンソースの3Dパーツ印刷によるカスタマイズも可能。電源は24V DC。

出典

opentools.studio — 元記事を読む →