フェミニストハッカースペースが粘土PCB製作チュートリアル公開

原題: Clay PCB Tutorial

なぜ重要か

持続可能性と倫理性を重視したハードウェア開発の新たなアプローチとして、従来の製造業界に環境配慮の視点を提示している。

オーストリアのフェミニストハッカーラボMz* Baltazar's Labが、地域の粘土を使用した持続可能な回路基板の製作チュートリアルを公開した。従来のPCBに含まれる紛争鉱物に代わる倫理的ハードウェアの開発を目指し、Arduino Uno互換マイコンボード用の粘土製基板を作成している。

ウィーン拠点のフェミニストハッカーラボMz* Baltazar's Labが、地域で採取した粘土を使用してプリント回路基板(PCB)を製作するチュートリアルを発表した。このプロジェクトは、スマートデバイスに含まれるタングステン、スズ、タンタル、銀、金などの紛争鉱物に代わる、持続可能で倫理的なハードウェアの開発を目指している。同ラボは12年間Arduino Unoを使用してきた経験を活かし、ATmega328Pチップを再利用できる粘土製PCBの開発に取り組んでいる。製作過程では、リサイクルポリプロピレンフィラメントを使用した3Dプリント製スタンプで回路パターンを作成する。粘土は乾燥・焼成時に約5%収縮するため、この点を考慮した設計が必要だという。回路トラックの深さは1.2mmが最適とされる。基板材料として磁器を選択したが、高温焼成による電力消費が倫理的ハードウェアの基準に合わないことが判明。そこでオーストリア・ブルゲンラント州の陶芸家ハインツ・ラッキンガーの先史時代の技術を参考に、電気窯ではなく野外での薪焼成を検討している。

出典

feministhackerspaces.cargo.site — 元記事を読む →