CIAの資金援助が80年代のNeXTを支えた

原題: CIA funding helped keep NeXT afloat in the 80s

なぜ重要か

政府情報機関による民間テクノロジー企業への資金援助の歴史的実態が明らかになり、シリコンバレーと国家安全保障機関の関係を再考させる重要な事例となる。

ウォール・ストリート・ジャーナルの報道によると、Steve Jobsが1985年にAppleを去った後に設立したコンピュータ企業NeXTが、1980年代に米中央情報局(CIA)からの資金援助を受けて経営を維持していたことが明らかになった。CIAの関与はNeXTの存続に重要な役割を果たしていたとされる。

ウォール・ストリート・ジャーナルが報じたところによると、Steve Jobsが1985年にAppleを追われた後に創業したコンピュータ会社NeXTは、1980年代において米中央情報局(CIA)からの資金援助を受けていたという。

NeXTは1985年の設立以来、高性能ワークステーションおよびソフトウェアの開発を手掛けていたが、製品価格が高額なため商業的には苦戦していた。同社はキャノン、ロス・ペロー、そして複数の機関投資家から資金を調達していたことは知られていたが、CIAが出資者の一つであったという事実はこれまで広く知られていなかった。

CIAは傘下の投資部門や関連機関を通じて、安全保障上有用と判断した技術企業への投資を行ってきた歴史がある。NeXTのオペレーティングシステムであるNeXTSTEPは、後にAppleがNeXTを1997年に約4億3700万ドルで買収した際にmacOSの基盤技術となり、さらにはiOSやその他のApple製品のOSへと発展した。つまり、CIAの資金援助が間接的に現代のApple製品の礎を支えた可能性があることになる。

NeXTは商業的には限られた成功にとどまったものの、Steve Jobsを1997年にAppleへ復帰させる契機となり、その後のAppleの劇的な復活と成長に直結した。

出典

wsj.com — 元記事を読む →