ChromeがまたGoogleサイトをデータ削除設定から除外
原題: Chrome again exempts Google from user site data settings
なぜ重要か
プライバシー設定が特定ドメインに適用されない不具合は、ユーザーの信頼とブラウザの透明性に関わる重大な品質問題として業界全体の注目を集める。
ソフトウェア開発者のJeff Johnson氏は2026年9月5日、Google Chromeがユーザーのサイトデータ自動削除設定においてgoogle.comを除外するバグを再び発見したと報告した。Chrome バージョン152.0.7977.83を搭載した2台のMacで再現を確認。Cookies、Local Storage、Session Storageのデータがウィンドウを閉じた後も残存する。
ソフトウェア開発者のJeff Johnson氏は、Google Chromeにおいてgoogle.comのサイトデータがユーザーの自動削除設定の対象から除外されるバグを再発見し、2026年9月5日にブログで公表した。
同氏は2020年にも同様の問題を報告しており、当時はThe Register、The Verge、Gizmodoなど多数のメディアが取り上げた。Googleはその後バグを修正したが、今回また同様の挙動が確認された。
Johnson氏の検証手順は以下の通り。Chromeのサイトデータ設定(chrome://settings/content/siteData)でデフォルト動作を「全ウィンドウを閉じたときにサイトデータを削除」に設定。Chromeへのサインインは無効化し、デフォルト検索エンジンをDuckDuckGoに変更した上でテストを実施した。Google検索を行い唯一のウィンドウを閉じると、chrome://settings/content/allにgoogle.comのサイトデータが残存することを確認。Chromeを完全に終了・再起動してもデータは消えず、削除して同操作を繰り返すと再び同じ問題が発生した。
残存するデータの種類はCookies、Local Storage、Session Storageで、~/Library/Application Support/Google/Chrome/Defaultフォルダ内に保存されていることを確認した。現時点で除外されているのはwww.google.comのみとみられる。
Johnson氏はHanlon's razorを引用し、意図的な行為よりも品質管理上の不備と見る立場を示しつつも、Googleの規模と収益を考慮すればユニットテストの整備など適切なQA対策が取られるべきと指摘した。