Ask.comが25年の歴史に幕、検索事業から撤退
原題: Ask.com has closed
なぜ重要か
老舗検索エンジンの撤退は検索市場の寡占化進行を示し、中小検索サービスの生存困難さを象徴する業界動向として注目される
米IAC傘下の検索エンジンAsk.comが2026年5月1日をもって正式に閉鎖された。1990年代から25年間にわたって検索サービスを提供してきたが、IACが事業の集約化を進める中で検索事業からの撤退を決定。数百万人のユーザーに利用されていた。
Ask.comは1990年代後半から検索サービスを提供してきた老舗の検索エンジンで、かつてはJeevesというキャラクターで親しまれていた。同サービスは「世界の質問に答える」をモットーに25年間運営されてきたが、親会社のIAC(InterActiveCorp)が事業の焦点を絞り込む戦略の一環として、検索事業の継続を断念した。閉鎖発表では「すべての偉大な検索にも終わりが来る」と述べ、長年にわたってサービスを支えたエンジニアやデザイナー、そして数百万人のユーザーへの感謝を表明した。GoogleやBingなどの大手検索エンジンが市場を席巻する中、Ask.comは独自性を保ちながらも競争激化により厳しい状況に置かれていた。IACは今後、より収益性の高い事業分野に経営資源を集中させる方針を示している。