EU、2027年から全スマホにバッテリー交換義務化

原題: All phones sold in the EU to have replaceable batteries from 2027

なぜ重要か

大手テック企業の製品設計戦略に大きな影響を与え、持続可能な電子機器市場の成長を促進する重要な規制変更

欧州連合は2027年2月18日から、EU域内で販売される全スマートフォンとタブレットに交換可能なバッテリーの搭載を義務付ける新規則を施行する。ユーザーが専門工具なしでバッテリー交換できる設計が必要で、交換用バッテリーは製品販売終了後5年間の供給を義務化。年間約500万トンの電子廃棄物削減を目指す。

欧州連合は2023年に承認した新規則により、2027年2月18日からEU域内で販売される全スマートフォンとタブレットに交換可能なバッテリーの搭載を義務化する。この規則は電子廃棄物削減とカーボンフットプリント削減を目的とした包括的対策の一環として実施される。新規則では、ポータブル機器のバッテリーは専門工具や専門的支援なしにユーザーが取り外しと交換を行える設計が必要となる。交換用バッテリーは製品の最終販売から少なくとも5年間はユーザーが入手可能でなければならない。バッテリー交換には「市販の」工具のみを使用し、専門工具が必要な場合は購入時に無償提供する必要がある。現在のスマートフォンやタブレットのバッテリーは本体に組み込まれ、専門業者のみが交換できる構造となっている。これにより交換コストが高額となり、消費者は機能的に問題のない古い機器を廃棄して新機種を購入することが多い。同規則により、EU当局は2030年までに欧州の消費者が最大200億ユーロの節約が可能になると試算している。EU域内では年間約1億5000万台のスマートフォンと2400万台のタブレットが販売され、年間約500万トンの電子廃棄物が発生している。しかし適切にリサイクルされるのは40%未満にとどまっている。

出典

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