Adobe PremiereがAndroid版を正式リリース
原題: Adobe Premiere, One of the iPhone’s Best Video-Editing Apps, Is Now on Android
なぜ重要か
世界最大のAndroid市場を取り込むことで、AdobeのモバイルCreative Cloudエコシステム拡大に直結する重要な一手となる。
Adobeは2026年9月22日、動画編集アプリ「Adobe Premiere」のAndroid版を正式リリースした。iOS版公開から約1年を経ての対応で、Samsung製折りたたみスマートフォンやGoogle Pixelなど幅広い端末に対応。動作要件はRAM 5GB以上、Android 13以降。Premiere Rushは同月30日でサポート終了となり、本アプリがその後継となる。
AdobeはiPhone向けに再設計した動画編集アプリ「Adobe Premiere」のAndroid版を正式公開した。数週間のベータ期間を経て、今回の一般公開に至った。同社がサポート終了を予定しているPremiere Rushの後継アプリに位置づけられる。
Adobe デザイン担当シニアバイスプレジデントのEric Snowden氏によると、iOS版はApp Storeで25,000件以上の評価を集め、平均4.8点を獲得しており、フィードバックは「非常に好評」だという。Android版の開発にあたっては単なる移植ではなく、Androidプラットフォームとして自然に使えることを重視したとしている。
折りたたみスマートフォンでは、左側に映像、右側にマルチトラックタイムラインを表示するレイアウトに対応。Snowden氏は、このAndroid折りたたみ対応の知見が、近く発売予定のiPhone Duoへの対応にも活かされると述べた。
アプリはカメラロールの映像をホーム画面に表示し、ライフスタイルや料理など複数ジャンルのテンプレートから編集を始めるか、ゼロから編集できる。簡易エディタとフルエディタの2モードがあり、後者ではテキスト・音楽・エフェクトをレイヤーで重ねる細かい編集が可能。YouTube Shortsへの直接書き出し機能も搭載する。
AI機能としてはEnhance Audio(音声強調・ノイズ低減)に加え、Firely搭載のGenerative Fill、Image-to-Video、Generate Sound Effectsなどを備える。ただし、月次の無料クレジットを使い切った後はサブスクリプションが必要となる。Google新プラットフォーム「Googlebook」向けにも最適化済みだが、デスクトップ相当の体験は提供できないとAdobeは明示している。基本機能は無料で利用可能。