NERC、データセンターが北米電力網に脅威と最高レベル警告

原題: A major watchdog says data centers are wreaking havoc on North America's power grid

なぜ重要か

急成長するAIとデータセンター産業が電力インフラに与える影響が顕在化し、業界の持続的発展に電力網対策が不可欠になった

北米電力信頼性協会(NERC)は5月8日、AI訓練などを行うデータセンターが電力網の安定性を脅かしているとして、最高レベルの「レベル3」警告を発出した。急激な電力変動により送電網全体が停止するリスクがあると指摘。電力事業者に8月3日までにリスク軽減計画の提出を求めた。

米国、カナダ、メキシコの一部を管轄する電力網監督機関である北米電力信頼性協会(NERC)が月曜日、データセンターの急増が電力網に与える新たなリスクに対処するよう事業者に求める稀な警告を発出した。これは過去9か月間で3回目の警告で、今回は最高レベルの「レベル3・必要不可欠な行動」警告となった。NERCは送電事業者から発電所所有者まで、電力網の円滑な運営を担う事業者に警告を送る。同機関は、電力事業者が「計算負荷に関連するリスクに対処する十分なプロセス、手順、方法を欠いている」と強調した。NERCによると、特にAIワークロードを実行するデータセンターは激しい電力変動を起こしやすく、極端に高い電力使用レベルと極端に低いレベルの間での急激な変動が電力網全体をオフライン状態にするリスクがあるという。電力変動は「数秒で発生し、リアルタイム対応の余地をほとんど残さない」と報告書は述べた。不安定性の原因はAI訓練だけでなく、暗号通貨マイニングや従来のデータセンターも電力網を脅かしていると指摘した。

出典

businessinsider.com — 元記事を読む →