OuraのIPO、調達額の7割は既存株主へ
Judul asli: Oura’s $2.2B IPO is mostly a payday for existing shareholders
Mengapa Ini Penting
サブスク型ウェアラブルのIPOとして、ハードウェア企業の収益モデル転換を示す事例として注目される。
スマートリングメーカーOuraがIPOで最大22億ドル調達を目指すが、5000万株のうち3650万株は既存株主の売り出し分で、会社側の取り分は約5億6700万ドルにとどまる。
Ouraは最新のIPO申請書で、1株あたり40〜44ドルの価格帯で5000万株を売り出すと明らかにした。ただし、全体の約3分の2にあたる3650万株は既存株主によるものだ。株価が中間値の42ドルで上場した場合、株主側の取り分は約15億3000万ドルに達する一方、会社側の純受取額は5億3260万ドルにとどまる。
その大半は第2位の株主であるForerunner Venturesが受け取る。同社は保有する9.3%相当の約2870万株をすべて売却する予定で、42ドルベースで約12億ドルを得る計算だ。これはIPO全体で売り出される既存株主の持ち分の約80%を占める。Forerunnerは2020年のシリーズBラウンド(2800万ドル)で初めてOuraに出資していた。
会社側が手にする5億3260万ドルのうち、5億2640万ドルはIPO時に付与される従業員株式の税務処理に充てられる予定。一般的な事業目的に使えるのは約620万ドルのみだ。6月末時点の手元現金は約3億7200万ドルあり、それを温存しながら税金をIPO資金で賄う点はある意味「余裕の見せ方」とも言える。
ビジネス面ではサブスクリプション収益が急拡大。会員事業の粗利率は89%で、会員収益は2倍超の2億4050万ドルとなり、全体売上高の約20%を占めた。ハードウェア収益は9億7400万ドルで依然として主力。2025年9月期末の有料会員数は約570万人に達する見込みで、前年比ほぼ倍増となる。
上場時の想定時価総額は最大141億ドル。2025年10月にはFidelityなどが主導する9億ドルの調達ラウンドで約110億ドルと評価されていた。