Nine PBS、アーカイブデータへのアクセス遮断でIron Mountainを提訴
Original : Nine PBS sues Iron Mountain over blocked access to archival data
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クラウド業者の廃業がデータ所有権紛争を引き起こした重要な先例事例
米セントルイスの公共放送局Nine PBSは2026年7月28日、クラウドストレージ業者の廃業により50テラバイト超のアーカイブデータへのアクセスを失ったとして、情報管理企業Iron Mountain Data Centersをデンバー地方裁判所に提訴した。
Nine PBSは2019年よりクラウドストレージ業者(後にOpen Source Storage=OSSに引き継ぎ)と契約し、放送局の70年以上に及ぶ歴史的アーカイブ素材を保管してきた。2026年2月、契約更新の協議を試みたところOSSが応答せず、3月6日に予告なしでアクセスを遮断。OSSのウェブサイトは閉鎖され、コロラド州務長官への申告も滞納状態だった。Nine PBSの調査でOSSがIron Mountainとデータ保管の契約を結んでいたことが判明。Nine PBSは3月13日にIron Mountainへデータの保全と返還を求める内容証明を送付し、合理的な費用負担も申し出たが、Iron Mountainはデータの保有を肯定も否定もしなかった。Iron Mountain側は、物理的なストレージの名義上の所有者はOSSであるとしてデータ返還を拒否。Nine PBS副社長兼CCOのLeah Freemanは「東セントルイスの歴史、COVID-19パンデミック、1993年の大洪水などを記録した貴重なコンテンツを必ず取り戻す」と表明した。裁判所はIron Mountainによるデータの削除・改変を禁じる仮処分を認め、審問期日を設定した。