英国ビザポータルサイトで申請者のパスポートと自撮り写真が漏洩
原題: UK Visa Portal spilled thousands of applicants’ passports and selfies online — and hasn’t fixed the leak
なぜ重要か
政府サービスと混同されやすい第三者サイトでの大規模な個人情報流出は、デジタル時代のサイバーセキュリティとユーザー保護の重要性を浮き彫りにしている
UK Visa Portalという第三者サイトで、英国ビザ申請者約10万人のパスポートと自撮り写真が流出していることがTechCrunchの調査で判明した。同サイトは英国政府の公式サイトではなく、セキュリティ問題の報告後も修正されていない状況が続いている。
TechCrunchの調査により、UK Visa Portalという民間サイトで大規模な個人情報流出が発生していることが明らかになった。同サイトは英国政府の公式サイトではないにも関わらず、利用者が英国ビザ申請のために料金を支払い、パスポートや自撮り写真をアップロードしていた。匿名の情報提供者によると、少なくとも10万件の文書が外部からアクセス可能な状態になっている。
TechCrunchは流出データの真正性を、影響を受けた個人に直接連絡を取ることで確認した。同サイトにはセキュリティ問題を報告する仕組みがなく、運営会社の管理者の連絡先も公開されていない。TechCrunchが一般的なカスタマーサポートのメールアドレスに連絡したところ、弁護士事務所と広報会社から返信があったが、管理者との直接連絡は実現していない。
現在も修正されていないこの脆弱性について、TechCrunchは公共の利益を考慮して報告することを決定した。英国の電子渡航認証申請には第三者サービスを使用する必要はなく、移民弁護士を雇う場合を除き、申請者は英国政府の公式ウェブサイトGOV.UKを通じて申請すべきである。