Uberが自動運転30社超と提携・出資

原題: Uber is building an autonomous vehicle empire, and here’s every company it’s using to do it

なぜ重要か

Uberが自動運転30社超と提携する戦略は、プラットフォーマーとしてAV普及の主導権を握る可能性を示し、モビリティ業界の競争構図に大きな影響を与える。

Uberは過去2年間で30社以上の自動運転(AV)企業と提携または直接出資を行い、グローバル規模で自動運転事業の拡大を進めている。同社はかつて独自のAV技術開発部門「Uber ATG」を持っていたが、2020年にAurora社へ売却し、核心事業へ集中する方針に転換した。その後2022年頃から再びAV分野への関与を強め、2024年以降は提携が急増している。

Uberはかつて、2014年にTravis Kalanick CEO(当時)の主導でUber Advanced Technologies Group(ATG)を設立し、カーネギーメロン大学ロボティクス研究者を多数採用して独自の自動運転技術を開発・テストしていた。2016年には元Google自動運転エンジニアのAnthony Levandowskiらが創業した自動運転トラック企業Ottoを買収し、カリフォルニア州・ピッツバーグ・アリゾナ州で公道テストも実施した。しかし、Waymoによる営業秘密訴訟、2017年のKalanick辞任、2018年アリゾナ州テンピでの自動運転VolvoによるAV史上初の歩行者死亡事故の3件が重なり、プログラムは事実上崩壊した。

後任のDara Khosrowshahi体制下で2020年、UberはUber ATGをAuroraに、電動自転車事業JumpをLimeに、空飛ぶタクシー事業ElevateをJoby Aviationに売却し、自動運転を含むムーンショット事業から完全撤退した。ただし各社の株式は保有し続けた。

その後、2022年頃から同社は再びAV分野に接近し、2024年以降は提携件数が急増。現在は30社以上のAV企業と連携している。AuroraとはUber Freightを通じた物流分野での複数年協業を2024年6月に発表。2025年5月にはAuroraの自動運転トラックがUber Freightプラットフォームでダラスーヒューストン間の往復輸送を実施した。なお、Uberは持株会社Neben Holdingsを通じてAurora Class A株を3億2597万株保有しており、これはClass A株の19.7%、議決権の6.9%に相当する(SEC資料)。また、2026年6月にはAutobrain社との間でミュンヘンでのロボタクシーサービス開始計画を発表(規制当局の承認待ち)。TechCrunchは今後もUberのAV関連動向を随時更新・追跡するとしている。

出典

techcrunch.com — 元記事を読む →