旧来のサイバーセキュリティ手法が限界に

原題: The old cybersecurity model is breaking

なぜ重要か

AIエージェント普及でサイバー脅威の速度が上がる中、防御側のアーキテクチャ転換と投資規模の変化は業界全体に波及する。

TechCrunchのポッドキャスト「Equity」は2026年9月23日、Index VenturesパートナーのShardul Shah氏を招き、AIネイティブ時代のサイバーセキュリティ投資をテーマに議論した。同氏はWizへの6連続ラウンド投資に携わり、同社はGoogleに320億ドルで買収された。人間が介在する従来型の定期的なセキュリティ手法はもはや機能しないと主張した。

AI安全性や自律エージェントへの懸念が高まる中、サイバーセキュリティ株は上昇を続け、投資家はAIネイティブな次世代セキュリティを構築するスタートアップに巨額の資金を投じている。InstinctやSimileといった企業が9桁台の資金調達と、数年前では考えられなかった評価額を獲得していることがその象徴だ。

Index VenturesのパートナーであるShardul Shah氏は、約20年にわたりサイバーセキュリティおよびエンタープライズソフトウェアへの投資を続けてきた。特にクラウドセキュリティスタートアップのWizには6ラウンド連続で出資し、同社は2026年初頭にGoogleが過去最大級の買収案件の一つとして320億ドルで取得した。

TechCrunchのEquityポッドキャストでShah氏はホストのRebecca Bellan氏と対談し、従来型の「人間が定期的に確認する」セキュリティモデルが機能不全に陥っていると説明した。AIエージェントが自律的かつ高速に動作する環境では、人間の判断を介在させる周期的なアプローチでは脅威の速度に追いつけないという。

その上でShah氏は、Index Venturesがなぜ以前より証明の少ない早期ステージでもAIネイティブセキュリティ企業への投資を続けているかを説明した。AIが攻撃側のツールとしても進化している現状を踏まえると、防御側も同等のAI能力を持つシステムを早期に構築しなければならないという判断だ。市場環境として、投資家からの資本流入が加速しており、評価水準も数年前の常識を超えている。

出典

techcrunch.com — 元記事を読む →