OpenAIがETH否定の論文を公開

原題: The Exponential Time Hypothesis Is False [pdf]

なぜ重要か

ETHが偽と証明されれば、暗号理論・最適化アルゴリズム・AI推論コストの前提が根底から変わりうる理論的転換点となる。

OpenAIは2026年10月25日付けで、計算複雑性理論の重要な未解決予想「Exponential Time Hypothesis(ETH)」が偽であることを示すとする論文をGitHubリポジトリ「openai/math」にプレプリントとして公開した。論文はPDF形式で867KBのファイルとして収録されており、現時点で査読済み学術誌への掲載は確認されていない。

OpenAIのGitHubリポジトリ「openai/math」に、計算複雑性理論における重大な主張を含む論文「The Exponential Time Hypothesis is False」がプレプリントとして公開された。日付は2026年10月25日となっている。

ETH(指数時間仮説)とは、3-SAT問題を解くには指数時間が必要であるという仮説で、アルゴリズム理論・計算複雑性研究の根幹をなす未解決問題の一つだ。この仮説が偽であれば、NP困難問題の計算コストに関する現在の理解が根本から覆される可能性がある。

論文ファイルはGitHub上でPDFとして公開されており、サイズは867KB。ただし、GitHubのビューアでは「Viewer requires iframe」と表示されており、ブラウザ上での直接閲覧には制限がある。現時点で論文の著者名や詳細な証明手法、外部機関による査読の有無は公開情報から確認できていない。

OpenAIがこうした純粋数学の成果をGitHubで公開したこと自体、同社の研究領域が数学的証明へと広がっていることを示している。ただし、P≠NP問題と同様にETHの証明・反証はこれまで何度も誤った主張がなされてきた歴史があり、専門家コミュニティでの検証が不可欠だ。現時点ではプレプリント段階にとどまり、内容の正確性についての外部評価は行われていない。

出典

github.com — 元記事を読む →